オミクロン株の派生型BA.5による第7波の国内1日.感染者は2022年7月15日に10万人を突破し、さらに増加を続け、7月27日に20万人を突破しました。
そして、7月31日に1日感染者は20万人(7日間移動平均)を越え、8月4日から8月11日までの8日間の1日感染者(7日間移動平均)は約21万人の高止まり状態になっています。
国内コロナ感染状況(人)
日付 1日感染 1日感染 累積値 累積値 1日死亡 1日死亡
月/日 実績 7日平均 入院療養 重症 実績 7日平均
7/27 209,631 184,470 1,291,010 311 129 70
7/28 233,025 191,160 1,409,430 346 114 80
7/29 221,343 194,906 1,521,580 376 122 89
7/30 215,249 196,954 1,629,720 403 101 93
7/31 204,708 201,002 1,715,010 427 83 102
8/1 139,630 202,856 1,720,540 428 93 108
8/2 210,914 204,929 1,730,340 464 143 112
8/3 249,734 210,658 1,734,590 478 169 118
8/4 238,674 211,465 1,828,640 516 161 125
8/5 233,693 213,229 1,876,340 556 214 138
8/6 227,507 214,980 1,911,420 567 152 145
8/7 206,438 215,227 1,946,000 551 152 155
8/8 137,769 214,961 1,946,260 555 150 163
8/9 212,451 215,181 1,927,680 581 278 182
8/10 250,320 215,265 1,906,410 597 251 194
8/11 240,143 215,474 1,939,680 603 206 200
BA.5は感染力は強いが18歳以上でも基礎疾患を持つ人や高齢者を除けば重症化になりにくいとして政府からの規制の要請はなく、各自感染対策を講じながら社会活動を行っています。
しかし、60歳以下の約40%の人はまだ3回目のワクチン接種を受けてなく、60歳以上の40%の人は4回目のワクチン接種を受けていなかったので、これらの感染リスクの高い人々が感染し、1日20万人もの感染者が16日以上発生し続けました。
感染増加は止まっても、毎日発生する20万人にも感染者は感染初期は軽症でも遅れて中等症、重症、死亡に転じてきており、増加しています。
現に8月11日の国内入院療養者は193万9千人、重症者は603人、死亡者は200人と増加しています。
8月11日のニュースで埼玉医科大学総合医療センターは医療スタッフなど約100人がコロナに感染し、医療現場の窮状を伝えていました。
感染者の増加は止まり、入院療養者はピークに達したようにみえますが3回目、4回目ワクチン接種回数は目標レベルまで達していません。感染者の重症化、死亡は遅れて発生しますのでしばらく増加すると思われます。
しかし、8月10日からお盆休みに入り、制限のない帰省や旅行が始まっていますので感染者は再び増加に転じるかもしれません。