日本のコロナ感染激減の原因としてコロナウイルスの自滅説が有力ですがこの現象は日本だけ起こっているだけにイギリスで事実として、韓国では憶測で伝えています。
一方、イギリス、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア、オランダなどワクチン接種率が140~150%ですが接種後、6~8カ月以上経過して免疫低下した人が大量に出て、ブレークスルー感染が起ったため増加しています。現在、3回目のワクチン接種の実施や対策を講じています。
オランダは2週間のロックダウンを実施、反対するデモ隊とトラブルを起こしています。
日本の感染激減はたまたま幸運に恵まれたものなので安心できません。
表1 年齢別接種率
表1に示すように、ワクチン接種1回目・2回完了者は30歳代75%・69%、20代73%・66%、12歳~19歳は72%・61%で30歳以下の人でワクチン接種未接種の人が30%~40%おります。
図1 新型コロナウイルス接種回数&接種率(2021.2.17~11.11)
表2 国内コロナワクチン接種回数表
図1,表2に示すように、直近2週間の平均1日ワクチン接種回数は7月上旬~9月上旬まで100万回以上でしたが9月上旬から接種回数が減少しており、10月末から11月上旬までの平均1日接種回数が33万回と減少しています。
日本は6~8カ月以上経過し免疫低下した人が12月頃から大幅に増えてきますので高齢者の免疫低下でブレ―クスルー感染リスクと1日ワクチン接種回数の低下でワクチン接種完了者も低下して、多くの未接種が放置されることになり感染リスクが増加します。このリスクを抱えた状態で第6波が襲来したならば日本もヨーロッパのように感染が増加するのではと不安がでてきました。
政府は3回目のワクチンを実施すると発表していますが1日当たりのワクチン接種回数増加対策も必要です。政府、自治体、学校、報道機関は若者中心に情報提供とともにワクチン接種の呼びかけを強化する必要だと思います。